特定非営利活動法人 場の研究所 The "BA" Research Institute

‘勉強会レポート’ カテゴリーのアーカイブ

8月の定例勉強会報告です。

2010 年 8 月 21 日 土曜日

820日の勉強会。

いつもの自己紹介の後、

まずは、ソフト会社の徳永さんに、前回に引き続いてクラウドコンピュ-タ-についての説明を受けながら、新たな取り組みである「場の事典づくり」に向けた意見交換が行われました。「答え」を出す事典ではなく、「問い」を創りながら、知恵を膨らませていく終わりなき生命を持った事典。これまでの事典のイメ-ジとは全く違う新たな事典づくりが今、始まろうとしています。どのような展開をみせていくのか?これからが楽しみになってきました。

その後の清水先生からのお話は、まずは、生命の贈与循環についての説明から始まりました。これは、今回の勉強会のテ-マ「拡大の時代から継続の時代へ」に関係する非常に重要なお話です。今までの私たちの社会は、人間の欲望を拡大していく方向にとらわれて、私たちにとって最も大切な地球という居場所を、どのようにしたら継続させていくのかということを考えていなかったのだということが、先生のお話から分かってきます。拡大の理論の先には、何が残るのか。癌細胞のように拡がった人間の欲望の拡大によって傷ついた地球のいのち。そこに末来が見えてくることはありません。私たちが今も何処かに感じている不安感もそこに重なってくるようです。まずは、必然である地球という居場所の命の継続無くして私たちの末来もないのです。この継続の理論こそが、生命の贈与循環であるというのが今回の清水先生からの重要なメッセ-ジです。

「自分の知らない人に向け、自分の知らない末来に向けて無私なる贈与をすることが大切である」という先生からの言葉もとても心に残りました。

今回は、このお話から更に展開して、「RealityActuality」について即興劇理論、西田哲学の純粋経験についてのお話を交えながら、詳しい説明を頂きました。

人間の世界が、コンピュ-タ-の世界に支配されるように記号化され、バーチャルな世界に入り込んでしまう。怖いことです。このことが様々な犯罪の引き金にもなってきているという現状に対し、私たちはもっと真剣に取り組むべきことを考えていかなくてはいけない時期に来ています。ここに警鐘を鳴らし、新たな末来をどう創っていけば良いのかを指し示してくれているのが場の思想なのです。これからの時代、思想の果たす役割は、さらに大きなものになると改めて感じさせられました。

暑い中、ご参加頂いた皆さん。お疲れ様でした。そして沢山のご意見ありがとうございました。最後は、とても場が広がって盛り上がりとても活き活きした勉強会になりました。

皆さん、ご協力ありがとうございました。

7月の定例勉強会レポ-トです

2010 年 7 月 17 日 土曜日

今回の定例勉強会は、前回に続いて参加者の方々が中心の実践編です。

冒頭に清水先生は、

「どうすれば地球の上で生命を継続させることが出来るのかが、我々のこれから考えていかなくてはいけない重要なテーマである」と述べられました。

人間だけが地球の王様のように振舞って、他の生き物たちの棲家を奪いながら、その欲望をどこまでも拡大していこうとした時代から、共存在を深化させ、生命を継続させていく時代への転換期を今、私たちは迎えつつあります。

この生命の継続が無くしては、私たちの末来もありません。

現在の地球の危機的な状況を乗り越えていくためには、私たち人間がその思想的な転回を図って、他の生き物たちも私たちと共に生きていけるような地球に向かう努力を、今すぐにでも重ねていかなくてはならないのです。

その為には、清水先生が述べられている生命の贈与循環が成り立つような形に沿った活動がとても大切になってきます。

今回の勉強会では、場の研究所の活動に志を持ってご参加頂く皆さんと一緒に末来に向かうことの出来る場をサッカ-のゴールに例え、そこに向かうはたらきを生みだす「場のボ-ルづくり」についての意見交換が前回に引き続いて行われました。

又、こうした取組みを更に進める形で、場の研究に対しても大変なご協力を頂いているソフトの会社経営の栗原さんのご協力も得て、コンピュ-タ-を使った新たな試み(まだ公開出来ませんが)について、実際にシュミレ-ションも行いながらの具体的な議論が行われました。

新たな場の研究所の活動がしっかりと希望ある末来へと繋がっていけるよう、手探りではあっても、こうして一歩を踏み出して進んでいくという姿勢を大切にしていきたいですね。

これからも、皆さんのご協力、ご支援をよろしくお願い致します。

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勉強会レポ-トです。

2010 年 6 月 21 日 月曜日

6月18日(金)に定例勉強会が開催されました。

今回の勉強会は

そのテ-マともなった

場の理論のスケルトン(論理的な骨格)への肉付けについて、参加者の方々との意見交換を中心に会が進められました。

地球文明という新しい時代を末来あるものにするためには、共存在を深化させていける方向に私たちがしっかりと向いてその一歩を踏み出していくことが大切です。

その為の大きな足掛かりともなる、この場の理論のスケルトンをどのように実践の場において役立てていけるのか。それを現場にいらっしゃる皆さんの力でよい具体的な形にしていこうというのが今回の勉強会の試みでもありましたが、最初はちょっと遠慮がちだった皆さんも徐々に打ち解けて、それぞれ異なる現場においてのたくさんのご意見を頂くことが出来、改めて皆さんの場への深い思いに改めて感心させられました。

今回の議論のもう一つの焦点となったのが、「場のボール」について。場をサッカ-に例えたときに、皆んなで一緒にゴールに向かって蹴っていけるようなボールってなんだろうという、ベネッセコーポレ-ションのSさんのご意見に端を発して、清水先生から問いかけられたこのテーマが、湖面に投げた小さな石の波紋が広がるように皆さんの心に拡がって、ますます議論を深めてくれていたように思います。又、経済の問題、競走社会について、遊び、身体の重要性など、地球という限られた居場所をこれから先、どうすれば豊かに育んでいけるのか、そしてどうすれば、希望ある末来に向かって続いていくかたちを創っていけるのかを真剣に考える皆さんからの様々なご意見のお陰で、とても充実した勉強会の場が出来ていたように思います。

最後の清水先生から「場の思想の辞書創り」についてのお話は、まさに新しい時代に向け場の研究所としての一歩を示す内容でもあったように思います。夢のある活動に皆さんと一緒に参加出来るということ。それが、きっと共存在を深め、本当の幸せに繋がっていく力になっていくものと思います。これからも皆さんと一緒に夢を共有していけるような会にしていきたいですね。

5月の勉強会報告です

2010 年 5 月 22 日 土曜日

5月21日に定例勉強会が行われました。

今回の勉強会は、いつもと会場が異なり少しこじんまりとした交流サロンの部屋が会場となり、参加者の皆さんもいつもと違った雰囲気にちょっと戸惑いぎみなところもありましたが、お互いの距離も近かったせいか場の雰囲気も少し穏やかな感じがありました。

恒例の自己紹介の後に、

清水先生から

場の理論のスケルトン(論理的骨格)についてのご説明を頂きました。

近代文明から地球文明への新たな価値観の転回。

そこで考え方の軸ともなるであろう場の理論のスケルトンをしっかり学び、そのスケルトンを使って、それぞれの実践の場に見合った様々な形へと応用を利かせながら、新たな社会的技術、文化的技術へと発展させていくという試み。

とても、素晴らしいことだと思います。

スケルトンの内容として、場の理論における卵モデル、即興劇モデル、二重生命性、相互誘導合致そして、身心の免疫現象など理論を支える大きな柱についての詳しいご説明もありました。

討論の時間では、自由意思の問題、時間と空間の問題、生物進化の問題などについて活発な質問、意見交換もあり、皆さんの熱意には本当に力強さを感じさせられました。

学者、建築、工学、音楽、サッカ-、漆塗りの技術者の方、農業、治療家とこれほど多様な分野の方々が集まって、共有の出来る場の理論の奥深さを改めて感じさせられた次第です。皆さんも、分野を問わず、この勉強会に積極的にご参加頂き、是非、本物の哲学に触れて頂きたいと思います。この勉強会での学びの一歩が、新しい時代のドラマを生み出してくれることを心から期待しています

 

場の研究所研究会が開かれました

2010 年 5 月 18 日 火曜日

5月16日、

東洋大学にて

場の研究所研究会が開催されました。

科学、言語学、倫理学、仏教、医療福祉、武道、音楽、企業、メディアと、非常に幅広い分野の第一線の方々が、新しい日本の場の思想づくりに向けて一同に集まり、互いが、分野を超えて学び合うという、新しい時代に向けての志に満ちた、とても貴重な研究会です。

今回の研究会では

自己紹介の後

最初に、倫理学者の竹内整一先生から

「おのずから」と「みずから」のあわい

というテ-マで、

日本人の文化や思想の根底にあるものとは何かについて

様々な視点から大変興味深いお話を頂きました。

次に

清水博先生から、

生命の贈与循環が創りだす生命体と環境の相互誘導合致

についてのお話を頂き、

これからの思想、そしてその思想に基づいたこれからの社会技術はどうあるべきなのかについての貴重な問いかけを頂きました。

最後に、参加された方々との活発な意見交換が行われましたが

それぞれの分野の方々のご意見は、

現代の問題点に加えて、

これからくる地球文明の時代に

場の思想をどう実践に結び付けていけば良いのかを考える上でも

大変、貴重な内容となっていたと思います。

清水先生が、最後に述べられた

「持つことから在ることへの転回」の一歩が

この研究会から世界に向けて発信されていくことは

本当に素晴らしいことですね。

地道な活動ですが

こうした地球文明の時代に向けた

一歩一歩の歩みが、険しい転換期の山を乗り越えていく

力となっていくのだと改めて感じさせられた次第です。

これからの活動も楽しみですね。

4月の定例勉強会報告です

2010 年 4 月 17 日 土曜日

16日、定例勉強会

4月も半ば過ぎての

あいにくの冬の寒さと冷たい雨でしたが

皆さん、熱心に足を運んで頂きました

勉強会のテーマは、「心の免疫作用」について

この日の清水先生からは「認識と自覚」をテーマにお話を頂きました。

先生は冒頭に、

「場は、生きていることの自覚を深め、場の思想を身につけることで価値観が変わり、存在も深まっていく。」

と述べられました。

場の思想を身につけるということ。

それは、知識として場を理解しようとするのではなく、場を自覚し、深めるということなのです。認識と自覚の違い、情報と知識が強調され、認識が中心になりがちな現代社会に生きている私たちにとって極めて重要な問題です。

どのように違うのかについて、今回は速読術と心読術を例に挙げてお話を頂きましたが、本の文字を記号として認識し、パタ-ンやイメ-ジに結びつけて理解していくということと、読み手の内側から起こってくる心の情景を、文字と文字の関係に映しながら、ドラマを創っていくという読み方の違いを通じてのご説明はとても分かりやすかったと思います。

ここを入り口にして考えていくと、私たちが、場をどのように自覚していくのかというところが、少しづつ見えてくるようです。

昔、読んだ本を読み返してみると、最初に読んだときの印象とは、自分の心に映る情景も全く違うように感じられて、とても新鮮な気持ちになるということは、皆さんも一度は体験された経験があるのではないでしょうか?

知識では図ることの出来ない深まり。それは場の自覚と深まりを感じさせられます。

自覚を深めていくということが、創造的な相互誘導合致ということにもつながっていくのだということを改めて学ばせて頂きました。

今回、更に興味深かったのが、ヴァイツゼッカ-という精神内科医の先生の「ゲシュタルトクライス」という考え方と場の関係についてお話です。ゲシュタルトというのは、形態という意味で、クライスは、円環という意味だそうです。ゲシュタルトは、心と身体の円環的な関係を持っていると考えて、「病気をドラマとしてとらえる」という考えを持っておられたようです。大変、素晴らしい視点だと思います。清水先生は、ここに更に、心と身体だけでなく、身体と場という考えを補って考えていくことの重要性について説明されました。心と身体の円環的な関係、それが閉鎖的ではなく、生命贈与循環という大きな生命の世界に開かれているということが、命のドラマを創造的に続けて上でもとても大切だということですね。生命の贈与循環とゲシュタルトクライス。テ-マでもある「心の免疫作用」を考えていく上でとても勉強になりました。とても内容の濃い勉強会で、目から鱗のお話が盛り沢山でした。参加された皆さんからも様々なご意見を頂きました。今回は、その他にも、場の研究所きっての若手精鋭、奥田さん、そして感性豊かな目で研究所を支えて頂いている小林さんのお二人から、場の研究所の最近の活動報告もあり、研究所を支えて頂く皆さんの力強いエネルギ-を感じさせて頂きました。

ご参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。

定例勉強会報告です

2010 年 3 月 21 日 日曜日

3月19日金曜日、定例勉強会が開催されました。

今回の勉強会のテ-マは

新しい時代のドラマづくり
  ~地球文明の時代を創造的に生きていく為に~

清水先生からは

「里山的境界としての観客席」についてお話を頂きました。

近代文明から地球文明へと大きな転換期を迎えて、私たちはどう生きていけば良いのか?しっかりと問いかけなければならない問題です。

勉強会の最初は近代文明から地球文明への転回についてのお話でした。

近代文明の歴史についてお話をお聞きしていると、まさに目に見えるもの、人間の認識できることだけを世界の中心において発展を遂げてきた文明としての姿が見えてくるようです。

残念なことにそこでは、目に見えない形ところで地球を支え続けてきた様々な生き物たちの存在はどこかに忘れ去られているようです。

しかし、見えないところを無視して、見えるところだけで地球という命を考えることは、もちろん出来ません。

自己を問う、つまり人間自身をもう一度問い直すところを出発点にして、地球という大きな舞台の循環(生命の贈与循環)の中に、あらゆる生き物たちと同じ立場に立って、私たち人間も責任を持って参加し、共に存在を認め合いながら、地球と言う舞台におけるドラマを演じていけるような世界を創っていくこと。

それが、末来に向けた地球文明の姿であるということを今回は学ばせて頂くことが出来たように思います。

確かな思想的転回を図っていくためには、今の時代がどのような時代なのかを、しっかりと掴みながら、先にも述べたような「地球と言う舞台の中でドラマを演じる役者」として、もう一度、私たち人間の存在を位置付けてみるということが必要となってくるようです。あらゆる生き物たちとつながり合って、生命の贈与循環という生も死も含んだ壮大なドラマに私たちも参加しているのだという自覚。その自覚が本物となれば、例えば今、問題となっている環境への取り組み方も大きく変わっていくものと思います。

今回は、更に、サッカ-を題材に、即興劇モデルについてのお話へと展開し、テーマとなった観客席づくり、里山づくりについてのお話も頂きました。又、存在感情、そして精神の免疫作用についてなど、共存在の深化させていく上でも大切なところについても詳しいご説明がありました。

年度替りということも重なって、比較的小人数での勉強会となりましたが、その分、皆さん一人一人のご意見、ご感想をお聞きすることが出来て大変有意義な勉強会となりました。100319_1949351

2月の勉強会報告です。

2010 年 2 月 20 日 土曜日

219日に、定例勉強会が行われました。

今回の勉強会のテ-マは、「縁でつながる場、縁を深める場」~生命の贈与循環と場のはたらき~。共存在を深化させていく上でも大きなキ-ワ-ドともなる、生命の贈与循環による縁の深まりについて皆さんと考える時間を持ちました。

これに関係して、清水先生からは「機械論から生命論へ」をテーマにお話を頂きました。

「思想は考える型である」というお話、前回の勉強会報告にも紹介させて頂きましたが、今回は、その型であるゆえの問題も浮き彫りになってきたように思います。

現代の私たちの社会は、まさに機械論の型によって動いていると言っても過言ではないと思います。しかし、この人間中心主義ともいえるような、機械論的思考だけで突き進んでいく先に地球の末来は見えてきません。

私たちが、これからもこの地球に安心して暮らしていく為には、私たちと同じ住人である他のあらゆる生きものたちの幸せも含めた、地球としての命が続いていくような考え方への転回、すなわち、機械論から生命論への転回が非常に重要になってくるのです。しかしながら、これまで身についた型を簡単に捨てて新しい型を創ることは決して容易ではありません。新しい型を身につける為には、これまでの思考の型のどこに問題や限界があるのかを知ることから始めて、新たな型を繰り返し修練していくということがとても大切になってくるのです。

今回は、こうした問題を考えながら、多様な生きものと地球の二重生命性、即興劇モデル、自己の二領域性、相互誘導合致と境界の生成などについて、詳しいご説明も頂きました。

様々な切り口から、繰り返し学ぶ。そして、学びを深めながら、変わっていく。

情報や知識ばかりが飛び交う現代だからこそ、私たちにとってこの勉強会の場は、貴重な寺子屋となっているのです。

今回も、様々な分野を超えて、地球の末来を真剣に考える素晴らしい参加者の方々に集まって頂きました。場の思想を学ぼうとする皆さんの熱意ある眼差しが、この勉強会の場をより深めてくれていたように感じました。参加者の皆さん本当にありがとうございました。

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1月の定例勉強会報告です

2010 年 1 月 16 日 土曜日

15日の定例勉強会。

今回の勉強会では、前回、取り上げられた“生きていく道”について皆さんと一緒に考えてみたいということで「生きていく形・生きていく為の居場所」がテーマとして取り上げられました

これに関係して、清水先生から頂いたお話が「二重生命と空の思想」です。

思想は、情報ではなく、考える型であるということ。場の思想を学ぶ上で、極めて重要なところだと思います。武道や、芸にも型があるように、型をしっかりと身につけてから、その型を使って様々なところに応用し、又、創造を重ねていく。そこで、はじめて思想という道具が、暮らしの中に生きてくるということになるのです。もちろん、型を学ぶということは簡単ではありません。だからこそ、繰り返し、繰り返しの修練が必要なのです。場の思想を学ぶということは、そういうことなのだということを今回、改めて感じさせられました。

本で、あるいは、インタ-ネットで、型ではなく、情報として取り込んで、思想を単なる知識の一部にしてしまっているということが、実は、情報化された社会の抱える大きな問題点でもあるということも言えると思います。

今回、テ-マとさせて頂いた、生きていく形、居場所の問題を考えていくときに重要となってくるのが、二重生命という考え方です。今回は、この二重生命性についてパソコンのハ-ドとソフト、そして舞台と役者の関係を例にして、より具体的なご説明を頂くことも出来ました。又、仏教で言われる縁、空の思想が、二重生命性とどう関係しているかという点についても、皆さん、理解が深まったのではないかと思います。反対に、説明を聞けば聞くほど、それは、現代社会がいかに、人間中心の目線で、物事をみてしまっているかということが浮き彫りになってくるように感じます。既に慣らされてしまった考え方を転回させていくことは、決して容易なことではなさそうですが、そこを超えて新たな時代を築いていく礎となれるよう、勉強会で学ぶ、私たち一人ひとりが、しっかりと場の思想の型を身につけて社会の力となれるよう努力していけるといいですね。

今回は、新しい参加者も、かなり多く来られて、会場も活気に満ちた新年にふさわしい勉強会になったと思います。ご参加頂いた、皆さん、ご苦労さまでした。皆さんのお力で、今年は、この勉強会を更に盛り上げて頂きたいと思います。

(写真は、休憩中のものですが、携帯であわてて撮ったので、上手く取れていませんでした。すいません。雰囲気だけでも感じて下さい・・・100115_195406

12月の勉強会報告です

2009 年 12 月 19 日 土曜日

勉強会報告です。

18日、今年最後の定例勉強会が行われました

年末の忙しい時期にも関わらず、多くの方々にご参加頂きました。

今回テ-マは、「地球の家づくり」。これに関係して、清水先生からは、「生きていく」ことの意義について、お話頂きました。

哲学を勉強するということは、知識をそのまま入れて羅列するのではなく、考え方を学ぶのであるということを最初に述べられましたが、ここは、結構、私たちも、分かっているようで、なかなか分かっていないところではないでしょうか。確かに、知識を寄せ集めるだけでは、日々、めまぐるしく変化する私たちの暮らしの場に応用、実践出来る哲学にもなり得ません。私たちの哲学への姿勢が問われているところでもありますから、ここのところは、しっかりと抑えていきたいですね。今回、お話の柱ともなった「生きていく」ということを考えることは、私たちが、末来をどう創っていきたいのかを考えるということにもなると思います。

そのことを考えていくときに、まず、問うことになるのが、「何故、私たちは“生きていく”ことが出来るのか?」ということになるかもしれません。

このことは、私たちの命が、どんな営みによって、支えられ、そして今も、こうして生かされているのかを、しっかりと知るということになると思います。

場と二重生命の関係のお話は、なかなか難しいのですが、繰り返し、先生からお聞きしていると、私のようなものでも、少しづつ、分かってくるようです。地球が舞台(場)となり、私たち人間も含めた、あらゆる生きものたちが役者となって、ドラマが続いていくということが、碧く美しい、命ある私たち星、地球が続いていく為には、必要なのです。

そして、そのドラマは、互いが命を与え合い、支え合うという、「生命の贈与循環」と、環境と生命が、互いに上手く噛み合うようにして整合的な関係を創るという「相互誘導合致」によって支えられていて、それが私たちの暮らしの「生きていく」道にも、光を当ててくれるのだということを、改めて学ぶことが出来たように思います。

人間だけの欲望によって、この調和した関係を壊すということは、この美しい棲家を荒廃させ、私たちの末来も同時に失われてしまうということなのです。

私たちに問われているのは、どんな世界を、子や孫たちに残していきたいのかということでもあります。そのビジョンを創りだしてくれるのが、思想の持つ大きな力ではないでしょうか

そう思うと、もっとしっかり学んでいきたいという気持ちも、より強くなってきますね。

今回は、この他にも、時間の問題、経済の問題、卵モデル、死の問題などについても、参加者のご意見も入れながら、話し合われて、とても充実した勉強会となりました。どう生きていけばいいか?悩んだときに、目の前のことではなく、地球という、もっと大きなところから考えていくことがいかに大切かを痛感させられた次第です。

今回は最後に、「場を知識ではなく、実践していく為に」ということで、参加者の皆さんに向けた課題も出されました。新たな年に向けて、皆さんからどんな問いかけが生まれてくるのか、又、楽しみです。参加して頂いた皆さん、今年も本当にお世話になりました。来年もよろしくお願い致します。

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