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場の研究所メールニュース 2019年01月号

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場の研究所 定例勉強会のご案内 

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  ホームページ:http://www.banokenkyujo.org/ 

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「〈いのち〉を居場所に与贈して〈いのち〉の与贈循環を生み出そう」 

〈いのち〉とは「存在を続けようとする能動的な活き」である。 

                        (清水博) 

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■2019年1月のメールニュースをお届けいたします。 

 

新年あけましておめでとうございます。

 

今年も皆様のサポートを頂きながら勉強会をはじめとする

イベントを開催していきたいと思います。

また、メールニュースを今後も配信させていただきますが、

これと合わせホームページにも情報を掲載してまいります。

特に、メールニュースの内容をシンプルにして、ホームページ

に詳しいコンテンツを紹介していくことも検討中です。

当面は、どうしても参加できない方にも配慮して、勉強会の

内容をある程度お届けするように考えており、少々長い内容に

なる場合がありますのでご理解いただければと思います。

 

◎2018年12月の勉強会は「場の研究所」で12月21日(金)

15時から19時30分まで、開催しました。15時からワイガヤ的に

議論を進めて17時より勉強会となりました。

 

まず、15時からは、ハラスメントを含めて、場の理論のワイガヤ

を開催、新年からスタートしようとしている「哲学カフェ」の

内容の在り方や議論のやり方などの相談を実施しました。

今回もスタッフの小林 剛さんと前川理事が中心なって推進いた

しました。

 

ここで、哲学カフェのコンセプトを概略紹介します。

当初は小グループにて開催して、正式には4月から参加メンバー

を拡大していきたいと考えています。

正式に開催できるようになりましたらご紹介します。

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・場の研究所の哲学カフェについて(所長:清水 博)

哲学カフェとは、公開の場所で参加者同士が飲み物を片手に

選ばれた哲学的なテーマを自由に話し合うことだと言われて

いるように、勉強会と異なって、それは複雑な世界の動きを

理解しながら、自分自身の哲学を公開の場所に位置づけていく

「〈いのち〉の即興的なドラマ」でもあるのです。

「日本文化は場の文化である」と言われながら、その場の文化を

哲学的に捉えることができる人々が日本には非常に欠けています。

場の研究所の哲学カフェは、これからの時代にそれを求めていく

人々とその仲間を気軽な形で生み出していく場にもなろうとして

います。

 

テーマ:「世界はどこへ向かっていくのか?」

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★17時から、清水先生から場の思想をよりわかり易く説明して

いきたいということから「場をめぐって」という内容でお話を

していただきました。先生の体調が今一つでしたので最初の説明

をされた後は、参加メンバーと議論していく形で推進しました。

 

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場をめぐって

 

場の理論は即興的な〈いのち〉のドラマの形をしていますので、

やや抽象的で理解しにくい面がないとも言えません。そこで、

具体的な形をしたモデルとして「おでんモデル」を入口において、

〈いのち〉のドラマを理解することを考えて、哲学カフェで

それを話してみる準備をしてきたので、清水所長がそれを少し

紹介しました。果たして、それを聴いた人々の反応はとても分かり

易いということでした。

 

この「おでんモデル」では、おでんの鍋が居場所(劇場)、おでん

の汁が場(舞台)、おでんの多様な種が人々(役者)に、味が

〈いのち〉に相当します。

種から汁に味が出ることが〈いのち〉の与贈に、また汁の方から

種に味が与えられるのが居場所の〈いのち〉の与贈です。

したがって種と汁の間の味の循環が〈いのち〉の与贈循環に相当

します。なお、様々な種から出た味が汁の中で混じり合って一様に

なることが、与贈された〈いのち〉の自己組織に相当します。

 

おでんが煮えているときには、種の方からも味が出て汁に与え

られ(与贈され)、そして汁→種→汁→種→・・・・という汁と

種との循環的な味の与え合い(与贈循環)がおきて、多様な種の

味は汁の味を媒介にして、互いに(非分離的に)つながって

深まっていきますが、これが〈いのち〉のドラマに相当します。

 

このモデルでも、一種類の種だけでは、おでん料理が作れない

こと(〈いのち〉のドラマが生まれないこと)が分かります。

またおでんには多様な味の種がそれぞれおでんに存在している

意義(根拠)があることも分かります。

 

鍋料理のうまさの秘密は汁にあります。その汁に相当するのが、

先ほど触れたように、場です。場としての汁は、好き嫌いを

言わずに、多種多様な種をすべて包んで、その種に味を与えます

(与贈します)。その味の包容力に相当するのが場がもっている

〈いのち〉の自己組織力です。

 

日本の場の文化は、このような場の活きを活用して生まれた

文化です。日本では、場の活きによって、人間の間ばかりで

なく、人間と自然(環境)とが〈いのち〉の与贈循環によって

つながって生きていく独特な生き方を生み出してきたのです。

このような生き方こそが、今や人間が地球という居場所に住み

続けるために必要になっています。

 

以上

 

影山知明氏による『続・ゆっくり、いそげ』という興味深い本

が出版予定で、その一冊が氏から先行して私に送られてきました。

その中に「おでん理論」と称して、私の「おでんモデル」に

かなり似た考えが紹介されています。私がそれを知ったのは、

私が「おでんモデル」を紹介した後でしたが、私がこの本を受け

取ったのは、その前でした。たまたま二人の考え方が一致した

現象をご縁として、今後も発展的な関係を続けていきたいと

願っています。(清水 博)

 

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■2019年1月の勉強会のご案内

1月も従来通り、第3金曜日に大塚の「場の研究所」で勉強会

を開催いたします。

日時:2019年1月18日(金曜日)

   15時から19時30分までの予定です。

(従来通り15時からワイガヤ的に議論を進めて17時より

 勉強会を行います。)

 

勉強会テーマ:仮題「時間の共創」を実施いたします。

 

場所:特定非営利活動法人 場の研究所

住所:〒170-0004 東京都豊島区北大塚 1-24-3

Email:info@banokenkyujo.org

 

参加費:会員…5,000円 非会員…6,000円

申し込みについては、毎回予約をお願いいたします。

  (なお、飛び入りのお断りはしておりません。)

 

■編集後記

新年がスタートし、今年も色々なイベントを計画して参ります

のでご参加のほどよろしくお願いいたします。

なお、「哲学カフェ」

なるものをスタートします。これは、勉強会とは違い、気楽に

議論できる場を創ろうという清水先生の案ですが、一部の

メンバーでまずは初めて、軌道に乗ってきましたら、会員その他

の皆様へも参加のお願いをしたいと思います。

 

1月は18日に従来通りの「場の研究所」での勉強会を計画して

おります。先行トライの「哲学カフェ」での議論の内容の紹介も

勉強会の中で行いたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

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定非営利活動法人 場の研究所

住所:〒170-0004 東京都豊島区北大塚 1-24-3

電話・FAX:03-5980-7222

Email:info@banokenkyujo.org

ホームページ:http://www.banokenkyujo.org