福島からの声


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2019年分

福島からの声 2020年06月号

今回の「福島からの声」は、これまでもご協力を頂いている詩人みうらひろこさんの新刊「ふらここの涙」から連載というかたちでご紹介させて頂きます。

第一回目は、詩集のタイトルでもある「ふらここの涙」です。

東日本大震災から9年。

被災地の復興がそれぞれに進んできた一方で、未だに時間が止まったままの場所があります。かつての賑わいはあの日を境に途絶え、今なお置き去りにされたままの場所。

それは、これからどんなに新しく作り替えられたとしても決して取り戻すことは出来ない子供達の賑やかな声がこだまする古里という〈いのち〉の舞台です。

今はただ風に揺れるだけとなってしまった「ふらここ」の視線から語られる一言、そしてまた一言。その裡から確かに伝わってくる、はかり知れないほどの深い沈黙が、居場所からの声をとてつもなく悲しくそして淋しく響かせて深く問いかけてきます。

本多直人

 

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